富士山登頂成功 - 須走口から挑んだ初登山の記録

2003年9月11日、12日を利用して富士山登頂してきました!

1年生の時の、英語のクラスが同じだったさかもっちゃん(男)と行きました。彼が、「富士山登りたい」とか、「富士山登ることを考えると興奮して眠れない」とか言って、かなり富士山登頂に熱く、僕も一度は登ってみたいということで、閉山ぎりぎりだけど急遽行くことになりました。

さて、まず順を追って説明していきます。

準備

富士山ミーティング@SFCを2回重ねて、富士山登頂に関する資料を集めました。(googleで富士山と検索するだけですが)

最終的に持っていったものと理由:

・暖かい服 - 9月になると山頂はかなり寒くなる。頂上は地上の摂氏-20度の気温です。今回の頂上の最低気温は摂氏7度。(この日、地上は摂氏36度!)

・雨具 - 雨が降ったらどうしようもないから、必ず持っていかないとだめって書いてあったから。それに、寒かった場合に着ると防寒になるらしい。

・懐中電灯 - ご来光見るなら夜明け前に登るでしょ?

・飲み物(ミネラルウォーター1L、ウーロン茶500ml×2)- そりゃ、水は大事だわ。山小屋で売っているのは高い!!

・軍手 - 岩を登るところがあるから、持ってけって書いてあった。

・ゴミ袋 - ゴミは持ち帰らなきゃいけません。

・タオル - 汗拭くため。

・酸素ボンベ×2 - 山登りで一番恐ろしいのは高山病

・食い物 - パンなどの炭水化物と、あめで糖分補給。

・カメラ ・救急道具

1日目

12時頃藤沢を出て、15時頃に須走口に到着。どこかのサイトでは高山病予防のために「駐車場とかで1時間ぐらい薄い空気に慣れてから出発した方がいい」とあったので、1時間ぐらい売店のおばちゃんとお茶してた。

1日目は8合目の「トモエ館」で一泊する予定。どこかのサイトで、8合目までは3時間で行くと書いてあったので、「軽く夜になるけど大丈夫だろう」ということで出発。

出発して1時間後ぐらいに第一山小屋についた。そこは、「新5合目」って書いてあった。5合目から出発したのにまだ5合目。意味不明。この新5合目までなんだけど、前日に2時間しか寝てないし、実家から車の運転もしてきたからかなりだるくて高山病なのか疲れなのかよくわからないけど頭痛がした&めまい。(絶対疲れだと思う)この山小屋のおじさんがノリがよくて、お茶、スイカ、冷えたトマトをごちそうになった!先は長いのに40分も休憩してしまった。。。

その後、暗くなって懐中電灯で道を照らしながら歩いた。6合目あたりに来ると空気が薄いのを実感するようになる。登り始めると、速攻息が切れてしまう。そこで、酸素ボンベの登場!これ使うと息が落ち着く。酸素のありがたみを生まれて初めて知った。酸素ボンベなかったら、絶対死んでた。

7合目あたりから、宿の明かりがついているのが見えるんだけど、登っても登っても近づいてこないのである。なぜかというと、斜面が結構急な上に、地面が砂利だからめちゃくちゃ滑る!1歩が1mだったら、50cm滑るみたいな感じ。しかも微妙に高山病だった気がする(意識が飛びかけていて、覚えてない)

最終的に、午後10時に8合目のトモエ館についた。6時間かかった。まじつらかったっす。2人とも死にかけの状態。。。宿代+飯代の7350円を払って、夕飯の大盛り具なしカレーをがっつく。微妙な味。

速攻で、飯を食って寝ようとしたんだけど、寝ようとすると苦しくて寝られない。。。かなり疲れていて、眠りに落ちそうになると苦しくて起きる。。。これを数回繰り返して、最終的には寝たみたい。寝ているときは空気の量を意識的にコントロールできないから、寝ているときに高山病になるという例もあるらしい。ま、僕は大丈夫でした。

2日目

3:30起床。日の出は5:20ぐらいで、頂上まで1時間あれば余裕と聞いたので4時に出発。ほかに泊まっていた人たちもそれぐらいに出ていた。登ってると、少しずつ東の空が明るくなってきて、きれいなんだこれが!!それに比例して、間に合うかどうかという危機感が増えていく。

登山途中、数人の脱落者がいて、マジかわいそうだった。(高山病のせいね)でもね、最後の1合分はかなりつらい。富士山の等高線を見ればわかるけど、かなり急な坂や階段。酸素ボンベを片手に登る。階段はマジで地獄。階段登るときに、一瞬、筋肉に力を入れると、酸素がなくて一瞬頭がクラッってなる。(貧弱です)

ま、最終的には間に合って、御来光を見れた。んーーーーーーきれい!口や写真ではきれいさを伝えられないね。だから、言わない。

御来光を見たら、頂上にある火口を見に行った。すっげーでかくて、強烈!でかすぎて写真に入りきらない。

そして、下山。下山は3時間くらいだった。

終了

そしてですね、旅の疲れは温泉で癒しつつ。火山灰で汚れまくった体を洗浄。富士山の日帰り温泉天恵というところ。

整体に行って、変になった骨盤を直してもらった。「急性なんちゃらかんちゃら」って言われた。富士山登山をするなら、それ相応の筋トレしろって言われた。ごもっとも。

アドバイス

うちらが貧弱なのかどうかわからないけど、酸素ボンベは必ず必要。

暖かい服の度合いだけど、9月だと0度近くまで下がるから、軽くて暖かいものを。今回はTシャツ2枚と厚手のジャケット2枚を着て、朝登った。

靴は必ずトレッキングシューズ。靴底が厚くないと、痛くてしょうがないよ。下山の衝撃でぼろぼろになるよ。

食べ物は、できるだけ多めに。9月になると山小屋があまり営業していないし、運動すると結構カロリーを消費するので。

ステッキまたは、木の棒は必ず必要。ステッキがあるかないかだと、足への負担が全然違う。騙されたと思って買うべし。

参考にしたサイト: http://wakouji.hp.infoseek.co.jp/ http://www.fujisan-net.jp/

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Yuki Matsukura

Yuki Matsukura

20年以上のソフトウェア開発経験を持つ技術リーダー。決済サービスやプラットフォーム開発を推進。IRONMAN完走者でもある。

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