概要
- 一部地域で自粛が緩和されてきて、コロナリスクの底を脱した感があります。二番底リスクはまだありそうですが、限定的かなと予想。
- 株価全体がコロナ前まで回復するのは結構時間がかかりそう。だけど、業種で見ていく必要あり。そもそも死にゆく業界の場合は死ぬまでの時間が早まっただけとも捉えられるので。
- ITサービス業界には追い風かなと。
- アプローチとしては騰落率が大きい銘柄で、値を戻しそうな銘柄を探してみる。
スクリーニング条件
- 2020/5/8の終値に手元資金500万円を3ヶ月の騰落率が高い銘柄で、半年から1年ぐらいでもとに戻りそうな銘柄を選ぶ。
- とりあえず、取引量がそこそこある銘柄と、ちょっと注目したい銘柄をピックアップ。
- コロナ前から下げトレンドの銘柄は除外。
- 数量は全部100を入力してみる。(本来ならば金額で分配するべきだが面倒なので)トータルで473万円分ぐらいになった。
考察
- 業種は自動車、鉄鋼、旅行、航空、運送、アパレル、不動産、印刷の騰落率大きい。
- 自動車は戻りそうな気はするが海外要因が大きいので生産拠点がコロナ抑え込めるか、需要が回復するかが読みづらい。けど、遅くとも数年後には戻る気はする。
- アパレルは1〜2年後ぐらいには戻りそうな気はする。
- 印刷系は、どの程度こんかいのリモートワークでDXが進んだかが読みづらいけど、ある程度は短期で戻しそうな気はする。
- (コカ・コーラって業績が継続的に悪いのは発見)
気になる銘柄
- コカ・コーラ
- 業績が悪いですが、騰落率が大きいのである程度は戻すはずです。
- 他の飲料系の落ち込みから相対で考えると戻しはあると思います。
- 新日本建物
- 不動産は大きな影響は短期的には無いと思いますが、短期的に落ちすぎなので相対評価で戻しはあると思います。
- 小倉クラッチ
- もともと業績はさほどよくありませんがコロナ影響で落ちすぎている感じがします。
- 財務は悪くはないので評価が低すぎると思います。
- 生産しているものは良さそうなので、営業マーケティングをうまくすれば長期的には伸びそうなきはします。
- JAL
- 時間がかかるだろうけど、航空会社は2年後ぐらいにはもとに戻るはず。
- JALを選んだのはANAより騰落率が大きいから。
- ブティックス
- 事業ドメインについて詳しくないのでよくわかりませんが、直近の業績と騰落率を考えると伸びそう。
ネクストアクション
1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後あたりにどうなっているかを答え合わせしてみる。
1ヶ月後の状態
1ヶ月後のシミュレーション結果を計算してみます。
2020年6月9日の時点での含み損益は約32.08%でした。
日経平均のパフォーマンスは、約14.86%なので良い銘柄選定でした。 (5月8日:20,179円、6月8日:23,178円)
特徴はマイナスになった銘柄がないこと。そして、日経平均がコロナ前と同程度までこの短期間で回復したこと。
7ヶ月後の状態
- 2銘柄が上場廃止になりました。
- 最終値
- 9792 ニチイ学館 1,665円 (取得値 1,094円, +571円)
- 損益: +57,100円, +52.2%
- 8028 ファミリーマート 2,287円 (取得値 1,769円, +518円)
- 損益: +51,800円, +29.3%
- 9792 ニチイ学館 1,665円 (取得値 1,094円, +571円)
- コカ・コーラ、ニコン、三菱自動車はもともとの業績が悪いので衰退へ加速している様子。。。私が普通に投資していたらすでにロスカットしてますね。
1年と1ヶ月後のパフォーマンス
2021年6月29日時点。含み益は56.79%になりました。上場廃止分も考慮すると58%ぐらいになると思います。
3年と2ヶ月経過
71.54%の含み益。配当も考えるともっと行きそう。
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