概要
- 2022年8月に行った海外旅行の旅行先でRevolutを決済に使っている人をかなり高頻度で見かけました。たぶん、5回ぐらい見ました。
- 自分も、半年前ぐらいにRevolutを作りましたが特に使う機会が無かったし、そもそもどのくらい両替レートが良いのかよくわからなかったので作って放置していました。
- 法定通貨の両替機能が付いたKyashと考えるとわかりやすいかなと思います。それ以上にサービスや機能がたくさんついています。
Revolutとは
概要
iOS, Androidのウォレット機能がメインです。そのウォレットは法定通貨ごとに口座を持てます。法定通貨の口座間でとても良いレートで両替ができます。
自分のアカウントに紐付いたクレジットカード(プラスチックカードまたはバーチャルカード)を使うと現地の法定通貨で決済ができます。
おそらくまだ英語しか対応していないと思いますが、日本でのサービス提供は行われています。
アカウント作成
とりあえず、アカウントの作成と、プラスチックカードの発行は無料なので、海外旅行に行く人や海外の決済を行う人は作っておいたほうが良いと思います。
毎月の有料プランは、毎月数十万円の決済があるようなヘビーユーザーじゃないとペイしないような気がします。まずは無料で使ってみて使い勝手を見てみるのが良いです。
現状の海外決済手数料整理
現金両替
通貨によって違いますが、今回旅行したシンガポールドルの場合は、安いところで現地での現金両替手数料は0.5%。空港でも1%。
現地での現金両替のレートはめちゃくちゃ良いです。逆に、両替をしている業者がどうやって利益を出しているのか不思議になります。
100万円を両替しても、手数料が0.5%の場合は5,000円しか売上にならないので一般人相手では厳しい気がしますが。
クレジットカードのキャッシング
インターネット上で検索すると、クレカのキャッシングが一番お得と紹介しているところが見つけられるので実際に検証してみます。
手数料は、換算レートに対して(98.148-(29965/300))/98.148=1.77%乗ってます。
上にある、521円というのが1.77%に当たる手数料です。
そもそも換算レートにもすでにクレジットカードブランドの手数料が1%〜3%程度乗っている状態です。今回の三井住友カードの場合は、2.20%が乗っている状態です。よって、トータルで3.97%手数料が取られていることとなります。(ちょっと自身がありませんが、最低1.77%は取られています)
それにプラスして、現地のATM利用料みたいなのが220円チャージされてました。
しかも、クレカによるキャッシングの場合は、お金を返済するまで日割りで利息が計算されます。計算ツールによると、10000円に対して209円かかるようです。月に2回締めがあるようです。これによって今回の場合は2%ぐらいの利息が付きます。。。
クレジットカードによるキャッシングは全然レートがよくありません!
クレジットカードによる決済
上記のキャッシングと同じ原理ですが、キャッシングの利息とATMの利用料がつかないので3.97%の手数料になるかと思います。
Revolutをどうやって使うのが良いか?
主に2種類。
1. 海外決済に使う場合
以下の流れでRevolutに残高をチャージします。
日本のクレジットカード
→Revolutに日本円でチャージ
→Revolutで現地の通貨の口座に両替
→Revolutで現地の通貨で決済
2. 海外でのキャッシングに使う場合
クレカからRevolutにチャージした場合は、現金で引き出せないので銀行から送金する必要があります。
日本の銀行
→Revolutに日本円で送金
→Revolutで現地の通貨の口座に両替
→Revolutを使って現地のATMで現金をキャッシング
現地のATM利用手数料がかかるので、頻繁に行わないほうが良いです。現金を両替したほうがトータルのレートは良いです。でも、こちらの手法のほうが現金を持ち歩かなくて良いので楽です。
Revolut上にチャージした瞬間に、銀行からの送金分もクレカからのチャージ分も同一の残高として扱われてしまいます。そこで、Revolutアプリ内の”Monetisable balance”を見ると現金で引き出せる金額がいくら分あるのかを確認できます。
クレカからしかチャージしていなければ以下のように0円と表示され、現地ATMで引き出そうとしても失敗します。
両替をするときの注意
為替マーケットが開いていないときには、1%の手数料が取られるので、平日の昼間にやるようにしましょう。
為替レートの変化をヘッジするための手数料かと思うので妥当だと思います。
Revolutの両替レート
SGD, JPYの場合
¥100 = S$ 1
S$ 1 = ¥99.7803
よって、スプレッドはなんと 0.22018374% です。
計算式: (1-(1/99.7803)*100)*100
スプレッドは買って売った場合の往復の差になるので、片道の両替手数料となると、スプレッドの半分になります。10万円を両替すると仮定した場合、110.09187円 です。
計算式: (100000*0.22018374/100)/2
USD, JPYの場合
¥100 = $0.71
$1 = ¥140.0788
こちらもスプレッドは、0.38838996%となます。
計算式: (0.71-(1/140.0788)*100)*100
10万円を両替すると仮定した場合、194.19498円となります。
計算式: (100000*0.0038838996)/2
実際使ってみた
Revolutにクレカからチャージ
普通にチャージできました。キャッシングという扱いではなく、普通の決済として扱われるようです。これによってクレカのポイントもゲットできると思います。
マーケットの開いている時間に両替
手数料は取られませんでした。
10,000円をトルコリラに両替したときの結果です。
マーケットが閉じているときに両替
余ったトルコリラをシンガポールドルに両替したときの履歴です。
日曜日に実行してしまったので手数料が引かれています。残念。。。
プラスチックカードで決済
ショッピングモールのフードコートで、チキンライスを買ったときの決済履歴です。カテゴリが自動的に付加されています。
まとめ
- 海外旅行をするときにはRevolutを使うと両替手数料をかなり減らせます。
- 両替手数料の低さの比較。
- Revolut << 現金を現地の街の両替所 << 空港の両替所 <<<<<<<<<<<<<<<<<<< クレカ決済 <<< クレカキャッシング
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